長野県 奏鳴館
長野県 奏鳴館
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長野県下諏訪にある『諏訪湖オルゴール博物館 奏鳴館』。骨董から現代のオルゴールなど、約120台を展示。 100年以上前の古典オルゴールの演奏も人気が高く、年間約5万人が訪れている。 盆地で湿度が低く精密作業を行なうのに適していた諏訪でオルゴールが作られるようになったのは、 昭和21年(1946)。この地に開業した三協精機製作所(現・日本電産サンキョー)が、 オルゴールの開発に着手した。試作1号機は、バケツの底を叩くような音であったと語られているが、 改良が進められ、安らかな音を奏でるオルゴールが完成。朝鮮戦争で帰還の際、 日本に寄港した米兵が土産としてオルゴール入り箱根細工の箱を持ち帰ったことで現地買付人の 目に止まり、アメリカへの大量輸出がはじまる。さらに躍進は続き、昭和60年代には世界のオルゴールシェア90%に まで発展していった。 オルゴールは内蔵されたムーブメント(機械)と外装品に分けられる。諏訪で造られている製品は主にムーブメントだ。

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編曲で決めた音高配列に合わせ調律される、くし歯(振動板)、音楽信号源となるピンが配されたシリンダ、 演奏スピードを安定させるガバナ、ゼンマイなど16点の部品で構成。 くし歯とシリンダのピンが触れ合うことで音がなるが、くし歯はピアノのように ドレミファ……と順番に音が並んでいるわけではない。その曲に使う音だけで配されており、 使用頻度により同じ音を複数弁並べることもあるという。 最終工程では調律者により一弁ごとに設定された音高に合わせ調律される。 弁の裏側を削り中央を薄くしていけば音高は下がり、先端を削れば上がっていくという仕組みだ。 調律は単に音高を合わせるだけでなく、一弁一弁の形状を削って作るため、熟練された技術が必要となる。 シリンダは昔、手作業でパイプに穴を開け針を打ち込んでいたが、いまでは機械で行なうのが一般的。 とはいえ、高音質を奏でる商品は精密な自動針打機で打ち込んだあと、職人が手作業で微調整をし組み 立てることで、深みのある音色を作っている。 1985年のプラザ合意以降、円高に移行し生産の大部分は中国へ移行。諏訪で造られるムーブメントは 国内需要向けへと転換せざるを得なくなっていったが、長い歴史や技術を重んじながら時代の流れを見つめる ことができる場所として、下諏訪町が平成8年(1996)『諏訪湖オルゴール博物館奏鳴館』を設立。 ミュージアムショップではオリジナルを注文することも可能だ。館長の洞口洋典さんは言う。 「周辺に工房を構える経験豊富な職人がいるので、オーダーに沿った作品をすぐに組み立ててくれます」 世界で90%のシェアを誇った諏訪ならではのサービスである。 中世ヨーロッパで大時計に組み込まれた鐘、カリオンが原点とされ、「いつでも自由に音楽を楽しみたい」 という願いから生まれたといわれているオ ゴール。透き通った音色に耳を傾けながら、安らぎの時間を持つことは成熟した人にだけ許された贅沢な過ごし方なのかもしれない。

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