鶴屋
企業情報 オンラインストア お問合せ

HOME > HOME > 西部伝統工芸展

西部伝統工芸展は終了しました

西部伝統工芸展

information

「西部伝統工芸展」6月6日(木)〜11日(火) 東館7階 鶴屋ホールにて開催。
午前10時〜午後7時 ※7日(金)・8日(土)は午後7時30分まで ※最終日は午後4時閉場。
入場無料・展示販売
〔展示内容〕
 ・陶芸 ・染織 ・漆芸 ・金工 ・木竹工 ・人形 ・緒工芸(硯・截金・七宝など)
〔作品解説〕
 ・期間中、毎日会場にて(各回約40分)
 ・平日:@午後1時30分〜
 ・土・日:@午前11時〜、A午後1時30分〜

作品紹介

〈賞名〉朝日新聞社大賞

〈部門〉陶芸

〈部〉自由作品の部

作品名白妙彩磁壺

作品名ふりがなしろたえさいじつぼ

作者氏名庄村 久喜

作者氏名ふりがなしょうむら ひさき

受賞者のことば
磁器は硬い石から柔らかな粘土へと変化し、焼かれることで再び硬くなります。ロクロで形を作る行為は回転の中で形が生まれることを意味します。この当たり前のプロセスに深い意識を向けることで美の本質を追求した作品です。

〈賞名〉日本工芸会賞

〈部門〉染織

〈部〉自由作品の部

作品名久留米絣着物「清風」

作品名ふりがなくるめかすりきもの せいふう

作者氏名手島 博美

作者氏名ふりがなてしま ひろみ

受賞者のことば
曲線のデザインを追求していたが、久留米絣の基本であるアラレ模様を考えなおす必要を感じた。すると藍と白絣の美しさはもとより本藍の青、水色により魅力を感じ、青と水色を生かすことをテーマとしました。最初は白、青、水色を同量にしたら白が強く映り、白絣の扱いは難しく白の大きさ、配分を何度も試作し、今回のデザインに決めました。藍畑を思い出し清らかな風が着物にも感じられることを願いながら織りました。

〈賞名〉日本工芸会西部支部長賞

〈部門〉木竹工

〈部〉自由作品の部

作品名欅造盛器

作品名ふりがなけやきづくりもりき

作者氏名戸田 純一

作者氏名ふりがなとだ じゅんいち

受賞者のことば
素材である欅の木目をいかに活かすかを念頭に置いて制作しました。
轆轤(ろくろ)で円形に成形した後に縁を切り落とすことで、挽物によるおおらかな曲面を、縁を削ることで出来る面と稜線で引き締め、動きがありながら調和のとれた形を目指しました。

〈賞名〉西日本新聞社賞

〈部門〉染織

〈部〉自由作品の部

作品名小倉織絣入帯「雨水」

作品名ふりがなこくらおりかすりいりおび うすい

作者氏名遠藤 聡子

作者氏名ふりがなえんどう さとこ

受賞者のことば
この作品の制作を始めた2月半ば過ぎは、春夏秋冬をさらに6つに分けた二十四節気の「雨水」にあたり、「雪が雨に変わり、氷が溶けて水になる」との意味があります。寒い日が続くとはいえ、冬眠していた生きものたちが蠢きだす次の節気「啓蟄」へ向け、ゆったりと移り変わるこの時期の様子を表現したいと思い制作しました。

〈賞名〉福岡市長賞

〈部門〉諸工芸

〈部〉自由作品の部

作品名截金飾筥「燈光」

作品名ふりがなきりかねかざりばこ とうこう

作者氏名江里 朋子

作者氏名ふりがなえり ともこ

受賞者のことば
比叡山延暦寺、根本中堂で1200年もの間灯し続けられている「不滅の法燈」をモチーフに制作しました。日々僧侶によって少しずつ油を注ぎ足し続けられることによって消えることなく今に伝わります。10年程前、灯という本質に時代時代の新しいものが加えられて今に伝わる。これこそが伝灯=伝統なのである。という話を伺い、いつかこれをモチーフに制作したいと思い構想を温めておりました。

〈賞名〉熊本市賞

〈部門〉陶芸

〈部〉自由作品の部

作品名萌黄地金襴手陶箱

作品名ふりがなもえぎじきんらんでとうばこ

作者氏名石原 祥嗣

作者氏名ふりがないしはら しょうじ

受賞者のことば
金地と銀地に文様をぼかしの技法で線とは違う奥行きのある表現に挑戦しました。

〈賞名〉KBC賞

〈部門〉人形

〈部〉自由作品の部

作品名陶彫彩色「余韻」

作品名ふりがなとうちょうさいしき よいん

作者氏名溝口 堂央

作者氏名ふりがなみぞぐち とうよう

受賞者のことば
「モッテコーイ」「モッテコイ」。長崎くんち特有の掛け声が響く中、妙(しゃ)旗り(旗振り)の大役を終え、ホッとした少年の姿です。無事奉納し緊張から解放され安堵した表情やしぐさが伝わるように心がけ創作いたしました。

〈賞名〉沖縄タイムス社賞

〈部門〉染織

〈部〉自由作品の部

作品名久米島紬着物 チョウバン重び 十字8玉

作品名ふりがなくめじまつむぎきもの ちょうばんかさび じゅうじはちたま

作者氏名桃原 禎子

作者氏名ふりがなとうばる ていこ

受賞者のことば
経糸、緯糸とも紬糸を使い、自分の生まれた島の集落と夜空に輝く星をイメージして織り上げました。見る人の心和む作品になっていたら嬉しいです。

〈賞名〉朝日新聞厚生文化事業団賞

〈部門〉染織

〈部〉自由作品の部

作品名紅入藍型着物「四君子の宴」

作品名ふりがなびんいりあいがたきもの しくんしのうたげ

作者氏名瑞慶山 和子

作者氏名ふりがなずけやま かずこ

受賞者のことば
面白い反物を見つけたと友人から届いた布を手にした時、心が躍る。地模様の中に四君子と閃(ひらめ)き、布を広げ写す。蘭はフウラン華やかに咲き、竹は伸び枝の美、菊は花と葉が繋ぎ、梅は花弁の可愛さ。染地型、白地型に返し型で地染め、朱は命の色。寿光織の織から産まれた「四君子の宴」。反物が喜んでいると友人の声、人それぞれの思いが光り、身に着ける出会いが全てを結びます。

〈賞名〉KKB鹿児島放送賞

〈部門〉諸工芸

〈部〉自由作品の部

作品名二色被せ切子花瓶「風のエレメント」

作品名ふりがなにしょくぎせきりこかびん かぜのえれめんと

作者氏名山口 範子

作者氏名ふりがなやまぐち のりこ

受賞者のことば
色ガラスを大胆に削り落とすことによって透き通った、澄み切った空気感を作品全体に表現しました。かざぐるまをモチーフにして視覚的に、目には見えない風の流れを曲線で感覚的に、自由でしなやかな風をテーマに制作しました。

〈賞名〉KAB熊本朝日放送賞

〈部門〉染織

〈部〉自由作品の部

作品名首里道屯織帯「春光」

作品名ふりがなしゅりろうとんおりおび しゅんこう

作者氏名仲宗根 綾

作者氏名ふりがななかそね あや

受賞者のことば
琉球王国では、士族男物官衣として使用された首里道屯織。その中でも経糸を全て浮かせ密度を濃くする総道屯織の技法を用いキラキラと光を放つ印象に。全体をやたら絣で染め色の差異を出し、ニュアンスに変化を持たせ。沖縄の海の色、空の色、風や空気感をはらみ包み込む柔らかな「春の光」春の訪れの喜びを表現しました。

〈賞名〉OAB大分朝日放送賞

〈部門〉染織

〈部〉自由作品の部

作品名紅型着物「陽を纏う」

作品名ふりがなびんがたきもの ひをまとう

作者氏名渡名喜 はるみ

作者氏名ふりがなとなき はるみ

受賞者のことば
私の原風景である福木の葉と夏の日差しを題材に構成した。艶やかで肉厚な福木の葉。対に成る葉柄を鼻緒に見立てた草履。幼馴染たちと太陽で灼かれた石畳をその「しんぴんのぞうり」でペタペタ歩く。葉は石畳の上に様々な木漏れ日の形を映し出す。太陽の陽を背に受けて遊び興じた幸福感を、着物として纏う。

〈賞名〉NCC長崎文化放送賞

〈部門〉諸工芸

〈部〉自由作品の部

作品名芽掌研

作品名ふりがながしょうけん

作者氏名中村 一姫

作者氏名ふりがななかむら いちひめ

受賞者のことば
やさしく包み込むように、左右の掌をそっと近づけていこうとするイメージで作製いたしました。立体感を持たせる為に縁の高さに変化を付け、上下の中心を山型に強調しました。また、その中心が海に向かって流れているのもポイントのひとつです。

〈賞名〉QAB琉球朝日放送賞

〈部門〉染織

〈部〉自由作品の部

作品名紅型帯「海びらき」

作品名ふりがなびんがたおび うみびらき

作者氏名藤ア 新

作者氏名ふりがなふじさき あらた

受賞者のことば
沖縄で生まれ育った私にも移住先の宮古島は海が美しくシュノーケルが趣味になり、美しい島の海を紅型で表現したいと思い作りました。連続 模様の型を繰り返すことで動きが止まらない意識と、染めない白場の出し方による賑やかな表現を心がけました。

〈賞名〉日本工芸会西部支部賞

〈部門〉染織

〈部〉用と美の部

作品名浮織ショール

作品名ふりがなうきおりしょーる

作者氏名西山 英子

作者氏名ふりがなにしやま えいこ

受賞者のことば
首元を覆うと身体も心もホッとする暖めうる布に仕上げたいと思いから、保温性に優れ柔らかい質感になるように、経糸に冬の寒さや澄んだ空気を表現した白・コチニール鉄媒染の灰色・臭木染の水色の絹糸を緯糸に浮模様の部分はカシミヤ、浮を留める平織にカシミヤモヘヤを使い制作しました。

〈賞名〉岩田屋三越賞

〈部門〉コラボレーション

〈部〉用と美の部

作品名銀製首飾「静星」

作品名ふりがなぎんせいくびかざり せいせい

〈金工〉

作者氏名藤澤 典子

作者氏名ふりがなふじさわ のりこ

〈染織〉

作者氏名西山 英子

作者氏名ふりがなにしやま えいこ

受賞者のことば
葉脈に自然の織りなす豊かな色彩を託し、染織を生かすよう制作しました。銀にも糸の浮織の形を図のように残し、やわらかな布と金属の調和の表現を様々な方法で試し「静星」ができ上がりました。静かな祈りの希望の星のような織物が観いだせるように共作してきました。

〈賞名〉鶴屋百貨店賞

〈部門〉陶芸

〈部〉用と美の部

作品名黒彩磁皿

作品名ふりがなこくさいじさら

作者氏名鹿谷 敏文

作者氏名ふりがなしかたに としふみ

受賞者のことば
白磁作品を中心に日々、作陶しております。しかし、白磁にとらわれず磁器の可能性を信じ、それを活かし「日用の美」をどこまで表現できるのか想像を巡らせ、今回は敢えて白作品とは真逆の黒作品で挑戦いたしました。磁器の器「食」は勿論、日々の生活を楽しんで頂けたら幸いです。

〈賞名〉朝日新聞厚生文化事業団賞

〈部門〉陶芸

〈部〉用と美の部

作品名白磁釉内彩組深皿

作品名ふりがなはくじゆうないさいくみふかざら

作者氏名赤塚 幸恵

作者氏名ふりがなあかつか さちえ

受賞者のことば
暮らしの中で使いやすくて美しい器を作りたいと思い制作しました。器形は用途が広がるように見込みを深くし、シンプルな形状にしました。縁から見込みに向かって配置した幾何学文様から華やかさと、ブルートとグレーの点描から爽やかさや繊細さを感じていただけたらと思います。

HOMEに戻る

ページトップへ
top

メニュー