さげ袋有料化についてのお知らせ:
2024年3月1日より鶴屋百貨店は「紙製さげ袋」を有料とさせていただきました。
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お中元シーズンはいつから始まる?

お中元の画像

一般的には立秋前といわれているお中元ですが、実は地域によって贈る時期が異なります。「私の地元では7月15日前後だったのに、相手の地域だと8月15日だった」ということも珍しくありません。ここでは、お中元を贈るのに最適な時期を紹介しますので、お相手の住まいに合わせてお贈りしましょう。

お中元の時期は地域によって違う?

大きく分けると西日本と東日本、そして沖縄で時期が異なります。特に沖縄は、旧暦を参照としているため、お中元を贈る時期が特殊な地域です。贈る側の住んでいる場所ではなく、お届け先のエリアに合わせて贈る心配りができるように、それぞれの地域のお中元時期を覚えておきましょう。

北海道

北海道地方のお中元期間は、旧盆にあたる7月15日から8月15日です。ただ、北海道外から届くお中元の時期が早まっているため、北海道内でのやりとりの時期も早まってきており、7月上旬からお中元のやりとりが始まる傾向にあります。

東北(青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島)

東北地方のお中元の正式な期間は、7月1日から7月15日とされています。ずいぶん早いと驚かれるかもしれませんが、東北地方には他の地域と比べてお中元の正式な時期が早く、かつ短いという特徴があります。東北地方の方にお中元を贈る場合は早めに手配し、万が一お中元の期間を過ぎてしまった場合は、「暑中御見舞」「残暑御見舞」として手配するようにしましょう。

関東(茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京都・神奈川・山梨)

関東地方のお中元の期間も、7月1日から7月15日と、ほかの地域と比べると短い傾向にあります。なぜこの時期なのかというと、明治の改暦の際に関東や東北地方は新暦をもとにして設定したためとされています。お中元の期間が短く、早いタイミングなので、早めに手配をしておかないとその期間内にお届けできないことも予想されます。そうなってしまっては失礼にあたりますから、関東地方の方に贈る場合はできるだけ早めに手配するようにしましょう。お中元は、遅れてしまうよりは、早めにお届けしたほうが良いとされています。

北信越(新潟・富山・石川・福井・長野)

北信越地方のお中元は、ひとつにくくることができません。北信越地方内でも、地域によって時期が異なります。金沢などの都市部は7月1日から7月15日と、都市部以外の日本海側の地域はそれよりも遅く、7月15日から8月15日がお中元の期間とされています。

「送り先がどちらに該当するか、はっきりしない」そのような場合には、7月15日に届くように手配することをおすすめします。7月15日までに届ける場合と、8月中旬までに届ける場合とでは、手配のタイミングが大きく異なってしまいます。迷ったときは、7月15日にお届けできるように配送手配するのが間違いないでしょう。

東海(静岡・愛知・三重・岐阜)

東海地方のお中元の時期は、7月15日から8月15日となっていますが、お中元時期が早い関東の影響を受け、年々お中元時期が早まっている傾向にあります。お中元を贈る場合は、早めに手配をしても良いでしょう。

近畿(大阪府・京都府・滋賀・兵庫・奈良・和歌山)

近畿地方のお中元時期は、7月15日から8月15日となっています。8月15日まではお中元として贈ることができますが、近年はやはり関東の流れを受け、お中元を贈るタイミングが早まる傾向にあるため、もし8月15日を過ぎてしまいそうなときは、「残暑御見舞」として贈ると間違いないでしょう。その場合も、9月に入らないように注意します。

関東地方は明治の改暦時に新暦をもとにした、とご紹介しましたが、近畿地方では旧暦をもととしています。新暦と旧暦、参照した暦が異なるため、関東とはお中元時期が異なっています。

中国・四国(鳥取・島根・岡山・広島・山口・徳島・香川・愛媛・高知)

中国・四国地方のお中元時期は、7月15日から8月15日です。近畿地方とそれほど変わらないと考えて良いでしょう。ただ、北海道や関東よりも暑さが厳しい地域なので、9月に入ってから「残暑御見舞」を贈ることもある、と知っておきましょう。

九州(福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄)

九州地方は、日本で最もお中元時期が遅いエリアです。九州地方のお中元の時期は、8月1日から8月15日となっています。中国・四国地方では9月に入ってから残暑御見舞を贈るケースもあるとご紹介しましたが、九州では残暑御見舞を8月中に届けるのが一般的です。8月中、目安としては遅くとも8月25日ごろまでにお届けできるよう、手配するようにしましょう。

沖縄

沖縄は、旧暦のお盆にあたる7月15日にお中元を贈るのが一般的となっています。7月15日限定で届けるのは難しいため、沖縄に関しては、基本的に旧盆より前に届くよう手配しておけば、問題ないでしょう。

沖縄の旧盆前3日は特別な呼び方をし、とても大切に過ごす慣習があります。

○7月13日
「ウンケー」と呼ばれるお盆初日。

○7月14日
「ナカビ」もしくは「ナカビー」と呼ばれるお盆3日間の中間の日。

○7月15日
「ウークイ」と呼ばれるお盆の最終日。

元々、沖縄では「ナカビ」にお中元の品物を持って、各親族家庭に回るという風習がありました。その風習に倣って、現在も旧暦のお盆までにお中元を贈るというのが習わしとされています。旧暦は、年によって日付が変わるため、沖縄にお中元を贈るときには、その年の旧盆を確認するようにしましょう。

お中元を贈り忘れたら、暑中見舞いと残暑見舞いを贈ろう

「お中元を贈り忘れてしまった」「お中元を渡し忘れた」といった経験はないでしょうか。もしも、期間内に贈れなかった場合は、暑中御見舞や残暑御見舞としてお礼を贈るのも、ひとつの方法です。

お中元は7月1日から7月末までに贈る地域が多いというのは、先ほどご紹介したとおりとなります。では、暑中御見舞と残暑御見舞は、いつ贈るものなのでしょうか。暑中御見舞は小暑の7月7日以降から立秋前の8月7日まで、立秋以降となる8月8日から8月31日までは残暑御見舞となります。

暑中御見舞とは

それでは、暑中御見舞について、贈る時期を見ていきましょう。暑中御見舞は「暑い日が続いていますが、お元気でお過ごしですか?」と、暑さに対して相手の健康を気づかうものです。はがきを送るのが一般的ですが、もしお中元を贈る予定をしていたのに、手配が間に合わなかったという場合は、残暑御見舞を贈るのもひとつの方法です。

暑中御見舞を贈る時期としては、お中元のように地域による違いはありません。全国的に7月中旬から立秋までが暑中御見舞を贈る時期とされていますが、立秋は毎年暦によって日付が変わりますので、その点は注意して手配するようにしましょう。

残暑御見舞とは

残暑御見舞は、立秋を過ぎてから贈るのが一般的なため、8月6、7日以降となっています。8月1日から8月15日がお中元時期とされる九州では、お中元と残暑御見舞の時期が重なるということを知っておきましょう。もし立秋を過ぎて8月15日までにギフトを贈る場合は、お中元として贈ると良いでしょう。8月15日を過ぎてしまったら、8月末までに残暑御見舞を贈るようにします。

のし(熨斗)にも注意しよう

お中元や暑中御見舞、残暑御見舞を贈る際には、その時期に応じてのし(熨斗)を変えることも忘れてはいけません。

また、お中元、暑中御見舞、残暑御見舞をすべて贈ったり、高価なものを贈ったりすると、相手にとって負担になってしまいますので注意しましょう。より丁寧な対応をしたつもりが、「今後はお気づかいいただきませんように」という意味に判断されてしまうこともあります。

贈る相手によって変わるお中元時期は必ず調べておこう

お中元は、お届け先の地域によって時期が異なります。同じ地方でも、地域によって贈る時期が異なることもありますので注意しましょう。

もしも、お中元を贈りそびれてしまった場合には、暑中御見舞や残暑御見舞としてお届けすることもできるため、慌てずに時期と相談しながら決めると良いでしょう。

贈る前に知っておきたい「お中元」のこと

「お中元っていつまでに贈るの?」「何を贈るのが一般的なの?」「そもそもお中元って?」などなど、贈る側の悩みは尽きないもの。こちらでは贈る際に迷ってしまうポイントを中心に、皆さまに知っていただき「お中元」の基本知識やシーン別の贈り方をご紹介します。

※各記事で紹介している内容はあくまで一般的な情報となり、すべてシーンに当てはまるものではありません。
※地域や相手方との関係性など、各々違いもありますが、まずは「感謝の気持ちを込めた贈り物」であることを念頭にお中元を贈りましょう。

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