“熊本が好き”の気持ちをつなぐ 人とモノのストーリー 2026冬


Vol.1 BLANCO

熊本・山都町の風景を、ひとさじに。クラフトアイスが紡ぐ、土地と人の繋がり

阿蘇の雄大な山々に囲まれた熊本県阿蘇郡山都町。豊かな水と自然に恵まれた農業が盛んなこの町に、家族で営むアイスクリームブランド『BLANCO(ブランコ)』があります。

代表の吉山龍弥さんが目指すのは、おいしいアイスクリームをつくることだけではありません。

「アイスクリームを通じて、故郷・山都町のことを知ってもらうきっかけになれば」

そんな思いから生まれた『BLANCO』には、土地の素材、生産者、そこに暮らす人たちへの思いが、一つひとつのアイスクリームに込められています。

今回、鶴屋のお歳暮ギフトのためにセレクトしてもらったのは、熊本・山都町をはじめとする地域の素材を使った6種類のアイスクリーム。冬の暖かな部屋で、家族や大切な人と味わいたい。土地の物語まで感じられる贈り物です。

「大好きな山都町を、これから先も残したい」

吉山さんがこのアイスに故郷への思いを込めた背景には、自身が山都町で過ごしてきた時間と、故郷の変化を目の当たりにした経験があります。

前職は、福岡で作業療法士として働いていた吉山さん。地元・山都町へのUターンを考えるようになった際に知ったのが、減少の一途をたどる町の人口推移でした。

「大好きな山都町が、これからも当たり前に続いていくわけではないんだ」

人口減少とともに、かつてのにぎわいが失われつつある町の姿を前に、自分の経験を生かしながら、地域に貢献できることはないかと考えるようになったといいます。

30年後も大好きな山都町が存在していてほしい。そんな思いを胸に「地域の農産物を生かした経済活動を通じて、故郷に貢献する方法はないだろうか」。あれこれと模索していく中、思いついたのがアイスクリームでした。

作業療法士時代に感じた、アイスクリームの可能性

その原点の一つは、作業療法士として働いていた頃の経験にあります。

食欲がないときでも、アイスクリームなら口にできる。そんな場面を当時の勤務先で何度も目にしたことで、アイスが人にとって「楽しみ」や「支え」になることを実感したといいます。また、施設で自らアイスクリームを作って振る舞ったことも。そのときに生まれた笑顔や感謝の言葉が、強く心に残りました。

「アイスクリームには、人と人の距離を優しく縮める力があるのではないか」

さらに、アメリカで人気のクラフトアイスクリームショップを訪れた兄から聞いた話も、大きなきっかけに。そこではアイスクリームを介して人が集まり、会話が生まれ、街が活気づく一役を担っていたといいます。

東京でフレグランスブランドなどを事業展開している兄と語り合うなかで、山都町の農産物をアイスクリームに仕立て、全国へ届けるという構想が形になっていきます。

そして2021年、家族で営む『BLANCO』がスタートしました。

地域や社会の課題を解決するための手段でありながら、まずは「おいしい」と笑顔になってもらえるものを届ける。そこに、『BLANCO』の原点があります。

濃厚なのに、すぅっと溶ける。生産者の顔が見えるアイスを

九州産の生クリームをぜいたくに使い、濃厚ながら口に入れるとすぅっと溶けていく。『BLANCO』のおいしさを支えるのが、素材選びと製法へのこだわりです。

まず素材選びで大切にしているのが、誰が、どんな思いで育てたものか。その背景まで知ったうえで、素材と向き合っています。

「できるだけ生産者さんに直接会って、話を聞いてから仕入れたい」と吉山さん。山都町をはじめとする熊本県内の生産者や仕入れ業者さんのもとを訪ね、信頼関係を築きながら、できるだけオーガニックな素材を選んでいます。

また、自分たちでもブルーベリーやハーブを無農薬で栽培。昨年からは、高齢の農家から引き継いだブルーベリー畑で、約350本の木を育てています。

製法においては、保存料や安定剤などの添加物を使わず、砂糖も抑えているため、なめらかな食感をつくるには工夫が必要です。そこで、高性能なイタリア製ジェラートマシンを使い、素材の持ち味を生かしながら、なめらかな口当たりに仕上げています。

それだけでなく、添加物を使わないアイスは、時間の経過とともに味や食感が変化しやすいもの。そのため、なるべく在庫を抱えず、鮮度のよい状態で届けることも大切にしています。手間を惜しまず、一つひとつ手作りする。その積み重ねが、濃厚でありながら軽やかな味わいへと繋がっています。

山都町の素材を味わう、6つのフレーバー

今回、鶴屋お歳暮ギフトのために用意されたオリジナルギフト『BLANCO Collection TSURUYA』には、定番から素材の個性を楽しめるものまで、6種類を詰め合わせました。

クラシックミルク
九州産の生クリームを使った、『BLANCO』の基本となるミルクアイス。素材のコクをシンプルに味わえます。

塩キャラメルミルク
ミルクのまろやかさに、塩味をきかせたキャラメルのコクをプラス。

抹茶ホワイトチョコ
抹茶のほろ苦さとホワイトチョコレートのまろやかな甘さを組み合わせました。

きなこミルク
きなこの香ばしさとミルクのコクが重なり、どこか懐かしさを感じる味わい。

ブルーベリークリームチーズ
自社で育てるブルーベリーに、クリームチーズのほどよい酸味を合わせています。

天草レモンミルク
天草レモンの爽やかな酸味をミルクアイスのやさしいコクで包み込んだ、後味の軽やかな一品です。

一つのギフトボックスの中から、山都町を中心とした熊本のさまざまな風景が広がります。

冬こそ、暖かな部屋で味わいたい。ブランドの成長を、挑戦する人へのモデルケースに

アイスクリームというと夏のイメージがありますが、吉山さんがおすすめするのは、暖房のきいた部屋で味わう冬のアイス。お風呂上がりや、家族が集まるひとときに、冷たいアイスを囲む。そんな冬ならではの楽しみ方があります。

山都町の素材、それを育てる人、そしてアイスを囲んで生まれる笑顔。小さなひとさじを通して、土地と人の繋がりを感じてもらえたら――。

BLANCOが届けたいのは、山都町をはじめとする熊本で育った農産物、それを育てる生産者、そして、その土地に暮らす人々の営み。アイスクリームを入り口に、これまで知らなかった山都町を知ってもらうことも、ブランドが担う役割の一つです。

国内外で活躍するアーティストと協働し、アートワークやレシピを開発。異なる感性や視点が交わることでうまれる、新しい表現を大切にしています。

吉山さんが目指しているのは、大きく急成長することではなく、地域に根を張りながら、少しずつブランドを育てていくこと。

「『BLANCO』との出合いをきっかけに、山都町でチャレンジする人が増えてくれたら」

そんな未来を思い描きながら、今日も山都町でアイスクリームをつくっています。

今年のお歳暮は、山都町の滋味が詰まった『BLANCO Collection TSURUYA』を、大切な方のために選んでみませんか。

Information

【BLANCO】Collection TSURUYA

アイスクリーム(クラシックミルク・塩キャラメルミルク・抹茶ホワイトチョコ・きなこミルク・ブルーベリークリームチーズ・天草レモンミルク×各1)

4,900円(税込)

ご購入はこちらから

Index 記事の一覧

Vol.1 BLANCO

熊本・山都町の風景を、ひとさじに。クラフトアイスが紡ぐ、土地と人の繋がり

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