さげ袋有料化についてのお知らせ:
2024年3月1日より鶴屋百貨店は「紙製さげ袋」を有料とさせていただきました。
オンラインストアをご利用の場合も必要に応じてご購入いただくこととなります。ご理解賜りますようお願い申し上げます。

いらっしゃいませ ゲスト 様

焼酎選びのポイント

1. 蒸留方法

「球磨焼酎」の蒸留方法は「単式蒸留」(乙類焼酎)ですが、その単式蒸留方法には二種類の蒸留方法があります。 それは常圧蒸留と減圧蒸留です。 (同じ銘柄で減圧・常圧両方造っているメーカーも有ります)

常圧蒸留

常圧蒸留とは「昔ながら」の蒸留方法で、蒸留器内の気圧を大気と同じ1気圧で蒸留する方法です。 フーゼル油と呼ばれる焼酎ならではの源材料の香りや、味までも蒸留され、球磨焼酎ファンには無くてはならない風味が醸し出されます。 個性が強く使用される麹菌の特徴が出て、飲み比べの楽しみがあります。

減圧蒸留

減圧蒸留とは、蒸留器内の気圧を下げて蒸留することです。標高が高く気圧が低い場所でお湯を沸かした場合通常よりも低い温度で沸騰します。 この原理を利用して行うのが減圧蒸留で常圧蒸留よりも低い沸点で気化したものを冷却し液化するわけです。 前述した沸点の高いフーゼル油をあまり含まない原酒を取り出すことが出来、クリアでクセの無い焼酎を生むことができます。マイルドでスッキリとした味が特長です。

2. 麹菌

焼酎に用いられる麹菌には、白麹、黒麹、黄麹の3つがあります。(胞子の色で区別される)麹の働きは、焼酎の出来上がりに大きく影響します。

白麹

黒麹菌の白色変異体として河内源一郎氏によって開発された麹菌で扱いやすく現在の焼酎造りの主流となっており、穏やかでやさしく淡麗な味わいで飽きのこない旨さが特徴です。

黒麹

沖縄の泡盛はすべてこの黒麹菌、周囲や衣服を黒色に汚しやすい為、扱いづらい面もあるが、コクと深みがあり、ロックで飲むと味わいがある。 最近銘柄により球磨焼酎にも使われて来ており焼酎通に人気。

黄麹

明治時代までは泡盛を除く全ての本格焼酎に使われていた麹菌、製麹に手間が掛かり、もろみが腐敗しやすかったが、近年の技術力向上により質の高い製品が生まれている。 特徴はやわらかで華やかな味に仕上がります。

3. 貯蔵方法

貯蔵方法には、「タンク貯蔵」「樽貯蔵」「かめ貯蔵」の3つがあります。又貯蔵期間により「長期貯蔵」や「古酒」と表記されるものがあります。 長期貯蔵酒や古酒は一般的に、香り高く、味がよりまろやかであると言われています。また常圧蒸留された焼酎は熟成効果が高く長期貯蔵酒に向いているとされています。 長期貯蔵や古酒と表示出来るのは、3年以上貯蔵した焼酎が総量の50%以上含まれている事が条件となっています、 又貯蔵した年数を表記出来るのは、3年〜5年それ以上貯蔵した焼酎を100%使用したものだけです。 同じ貯蔵でも下記の通り「タンク貯蔵」「樽貯蔵」「かめ貯蔵」では味に大きな違いがあります。

タンク貯蔵

一般的な貯蔵方法で現在最も多く用いられています。大容量のステンレス製やホーロー製のタンクに貯蔵し、 蒸留直後の焼酎に含まれる揮発性のガス臭をかき混ぜることにより揮散させ熟成させます。

たる貯蔵

ウィスキーやブランデーのように木製樽に貯蔵する方法で、ウィスキー樽やシェリー樽新樽などに貯蔵、長期貯蔵したものは琥珀色になり樽香が移ってバニラのような香りがします。 樽香により個性的な焼酎に仕上がります。

かめ貯蔵

タンクや樽の貯蔵方法が開発される前の昔ながらの貯蔵方法で、かめの表面にある無数の気泡に詰まった空気が熟成を促進し、口当たりまろやかな味に仕上がります。

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