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2024年3月1日より鶴屋百貨店は「紙製さげ袋」を有料とさせていただきました。
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お歳暮のお返しに忘れてはいけないマナーを解説

お歳暮を持つ女性の画像

お歳暮を贈っていない方からお歳暮をいただいた場合、贈り返すべきなのでしょうか?

お返しをするべきかどうか、する際はどのようなことに気をつけるべきかチェックしておきましょう。

お歳暮をいただいたらまずはお礼

お歳暮をいただいたら、まずは、できるだけ早くお礼を伝えることです。最近では電話でお礼を伝えることも増えています。電話が悪いというわけではないのですが、マナーとしてお礼状を送るようにしましょう。

受け取った際に電話でお礼を伝え、その後に改めて書面を送るようにするとスマートです。お歳暮はお世話になった方へ1年間の感謝を込めて贈るものなので、お返しの品を贈る必要はありませんが、お礼の気持ちを伝えないのは良くありません。心遣いに対しての感謝を込めたお礼状を送るようにしましょう。

お礼状には「無事に届きました」という意味もありますので、贈り物を受け取ってから1〜3日以内に送るのが好ましいとされています。

お返しは感謝を込めて

本来、お歳暮にはお返しの品を贈る必要はありませんが、同僚や友人から贈られてくることもあり、「お礼状だけでは感謝の気持ちを伝えきれない」という方もいらっしゃるでしょう。そのような場合はお返しではなく、『贈り合う』という意識で贈るようにしましょう。感謝の気持ちであるお歳暮にお返しをするということは好ましくないので、感謝の気持ちをお互いに贈り合うという意識が大事です。そのため、添え状には「(お歳暮に対する)お礼の品」や「お返し」といった言葉を使わないようにします。

基本的なマナーはこちらから贈る時と同じですが、いくつか注意すべき点がありますので、しっかり理解して感謝を込めたお返しをしましょう。

いただいた品物と同じ商品を贈るのはNG

お返しの品物は、基本的にいただいたものとは違うものにします。全く同一の品物を贈ってしまうと、いただいたものを送り返したことと同じになってしまうのでよろしくありません。違う品物であれば、いただいた品物と同様のものでも問題ありません。

お返し代わりであっても、感謝の気持ちを伝えるための贈り物なので相手に「喜んでいただける」品物を贈るように心がけましょう。季節を感じられる鍋セットやお茶うけのお菓子、地元の特産品などは定番ですので、気兼ねなく受け取ってもらいやすくなります。

お相手の家族構成や好みが分かる場合には、それぞれに合わせて選ぶのもおすすめです。お相手が喜んで受け取れるものが好ましいですが、好みが分からない場合はカタログギフトを贈るのもよいです。

お返しの相場はいただいた品物の同額以下

お返しの相場は、お歳暮でいただいた品物の半額から同額程度です。いただいた品物よりも明らかに高価なものを贈ると、「今後のお歳暮はお断りします」という意味になってしまうので注意しましょう。とくに、目上の方や上司などへのお返しは、相手を立てるという意味でも、必ずいただいた金額よりも安価なものにします。

いただいたことに対してのお礼でもありますので、「気持ちを上乗せした品物を贈りたい」という思いがあるかもしれませんが、相手に対して失礼にならないよう、金額面でもマナーを守るようにしましょう。

なお、お返しの品を贈る場合は、あくまでもお歳暮として贈るので、いただいたお歳暮に対してのお礼状は別に送るのがマナーです。

お返しを贈る時期

お返しを贈る場合でも、基本的にはお歳暮の時期(12月20日)までに相手に届くようにします。25日を過ぎますと年末年始の対応で忙しくなりますし、不在にすることもありますので、年末ギリギリに届くような贈り方は避けるようにします。

お歳暮の時期に間に合わない場合は「御年賀」や「寒中御見舞・寒中御伺」として贈っても構いません。しかし、あまり時間をおいてお返しを贈ると、別の贈り物と思わせてしまうことがあり、さらにお礼をいただくこともありますので注意しましょう。

受け取れないお歳暮が届いた場合

職業や会社、仕事の都合上受け取れない場合や、いただくいわれのないお歳暮が届く場合があります。

宅配便で届いた場合はドライバーに持ち帰ってもらうことができますが、単純な受け取り拒否では贈っていただいた相手に失礼になりかねません。返送品にメッセージを添えてもよいかをドライバーに確認したうえで、一筆添えてそのまま持ち帰ってもらうか、一旦お歳暮を受け取り、一筆添えて包装し直したうえで返送するとよいでしょう。

お礼状とともに感謝の気持ちを添えて品物を贈る

本来、お歳暮は1年間の感謝の気持ちを伝えるために贈るものです。目上の方だけでなく、友人や同僚にも贈ることが増えてきた昨今では、お歳暮を贈り合うことも少なくありません。また、贈る予定ではなかった方からいただくこともあります。どのような形にしろ、いただいたお歳暮には、心を込めたお礼を返すようにしましょう。

お歳暮をいただいたらお礼状を送るのはマナーとして大事なことですが、相手との末永いお付き合いを考えると、お礼状だけでなく品物も贈りたいものです。単に「いただいたお返しに」という気持ちで贈るのではなく、感謝とお礼の気持ちを込めることが大事です。きっと相手にも「贈って良かった」と喜んでいただけることでしょう。

贈る前に知っておきたい「お歳暮」のこと

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