
明治期に創業した酒蔵の経営権を引き継ぎ、1952年(昭和27年)に再スタートした熊本県人吉市の『大和一酒造元』。 27ある球磨焼酎の蔵元のなかで唯一、仕込みから割り水まで温泉水を使った珍しい焼酎です。
「温泉焼酎 夢」はスッキリとした華やかな香りが特長で、オールマイティーな飲み方を楽しめる焼酎。 寒い季節はお湯割りにして「立ち上がる芳香と一緒に温泉気分をお楽しみください」と代表の下田文仁さん。 ご飯を炊くとき1合あたりキャップ1杯ぶんの温泉焼酎を加えると、新米のような粘りや甘み、ツヤが出るというから驚きです。
同じく温泉水で仕込んだ牛乳焼酎「牧場の夢」は、牛乳とお米を一緒に発酵させることで吟醸香と同様の成分が生まれ、甘くフルーティーな風味に。 下田さんのおすすめは冷やして味わうロックや水割り、またトニックウォーター割りにすると、カクテル感覚で飲みやすくなるそう。
意外にも洋食やスイーツと相性が良く、スライスしたりんごとチーズをサーモンで巻いたオードブル、イチゴのショートケーキと合うそう! さらに口コミで広がっているのが、スプレーボトルに移し替えて手や髪にシュッとひと吹き。 アルコール消毒やヘアケア用として買い求める常連のファンもいるそうなので、色々な用途で楽しめそうですね。
焼酎に使う温泉はpH.8.1以上のミネラル豊富な天然アルカリ性。 飲めば体に良いといわれ、「そんなに良い温泉なら焼酎にしよう」と33年前から温泉焼酎として売り出しました。
地下500メートルから湧き出している温泉水を仕込みから割り水まで用いた2つの焼酎。 令和2年の豪雨災害を奇跡的に乗り越えた「温泉焼酎 夢」と、熊本県産の牛乳や米を発酵させた牛乳焼酎「牧場の夢」。 個性豊かな焼酎の飲み比べセットです。
■牛乳焼酎25度720ml×1、温泉焼酎25度720ml×1
■4,000円(税込)
熊本でがんばる人たちの、ものづくりへの熱い思いと素敵な商品をご紹介します。「熊本のことが、もっと好きなる」。そんな物語がここに集まっています。(2021年夏に取材)
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熊本でがんばる人たちの、ものづくりへの熱い思いと素敵な商品をご紹介します。「熊本のことが、もっと好きなる」。そんな物語がここに集まっています。(2018年〜2019年に取材)
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熊本地震で被災された生産者の皆さまを取材。そこには「熊本で育まれ、受け継いできた商品を、お客さまの元へ届けたい」という切なる想いがありました。(2016年夏〜秋に取材)
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