Vol.6 河津酒造

甘さはウマさ。熊本酵母の可能性を広げた超甘口

「この花雪が、熊本酵母の可能性を広げてくれました」。 槽搾りや袋搾りなどの伝統製法はそのままに、最新の知識や情報を取り入れながら日本酒の商品開発に取り組む『河津酒造』3代目・河津宏昭さん。 「白銀の世界に花が咲くように、食卓を彩りたい」との思いを込めた「花雪」」は、口に含むと鮮烈な甘さが口いっぱいに広がります。

熊本県産米の山田錦と熊本酵母で仕込んだ純米吟醸「花雪」は、現代の食生活に合わせて「とことんまで振り切った」という、清酒度マイナス20度の超甘口。 しかしながら口当たりはなめらかで余韻も心地よく、料理の味を邪魔しない飲み口です。 もう一方の純米大吟醸酒は、無濾過生原酒らしい飲みごたえがあり、甘さの後からサッと抜ける酸味が爽快。同じ原料で造ったとは思えないほど異なる味わいが、飲み比べにふさわしい2本です。

どちらも冷やすのがオススメですが、純米吟醸酒は温度によって香り・味わいに大きな変化があり、特に熱々に温めた「飛び切り燗」にすると甘さが際立ち、甘党にはたまらない味わいになるそう。九州の甘く味付けた料理と相性が良く、羊羹などの和菓子、フルーツも、一度お試しいただきたいマッチングです。

熊本酵母を発見し「日本酒の神様」と称された野白金一先生の考案された野白式天窓のある温度や湿度をコントロールできる3つの部屋に分かれた麹室。

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Vol.6 河津酒造

河津酒造

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